マイクロバブル

マイクロバブルとはなにか?

マイクロバブルとはなにか? マイクロ(μ)とは、100万分の1(10-6)を表す語で、1μmであれば、100万分の1m。例えて言うと、人間の毛の太さ(直径)は約70μmなので、とても小さいということがわかります。マイクロバブルは、ジェットバスや金魚のぶくぶくとは比べ物にならないぐらいの小ささです。ですが、1μでも999μでも同じマイクロバブルです。しかしも、マイクロバブルは空気が入っている泡ですから、サイズが異なれば浮上スピ-ドは大きく異なり、そうなれば当然作用も異なってきます。弊社のマイクロバブル発生装置は、20~数μmのサイズを中心に構成され、1ccあたり数百個存在しております。(水温や使用条件で異なります。)

通常の泡
(2mm程度)
マイクロバブル
(20μm(0.02mm)程度)

マイクロバブルは、それ自体マイナスの電荷を帯びていると考えられています。そして水中に漂うプラスの電荷を帯びた微細な異物に付着し、水の中をゆっくり上昇して水面に運びます。また、マイクロバブルを高密度で発生させると、マイナスイオンが大量に発生し、更に水圧で自己圧壊(水の圧力により消滅する現象)し、衝撃波が発生する事は確認されています。これが1秒間に連鎖的に数百回発生すると考えられています。この衝撃波が、皮膚に程よい刺激を与えます。

マイクロバブルは、所詮空気と水です。皮脂やたんぱく質の汚れはそれだけではなかなか落ちません。また、毛や皮膚の表面についたほこりや汚れは簡単に取れますが、毛穴の奥の汚れを取るのはとても大変です。ターレスのマイクロバブル・ウォッシュ・システムは、特殊な温浴剤を使用するのが特徴です。この特殊な温浴剤の効果により、マイクロバブルだけでは取りきれなかった、皮脂やたんぱく質の汚れをやわらかくします。そのやわらかくなったものを、マイクロバブルの吸着力で取り除きます。また、毛穴の入り口に詰まった汚れも取り除くので、毛穴の奥までマイクロバブルが行き届き、毛穴の奥にある臭いの成分やかゆみの成分もしっかり取り除くことが出来きます。

さて、このような特徴を持ったマイクロバブルをどのように使うのか!? とても簡単です。現在使用しているシンクをそのまま使用します。小型、中型犬を洗浄する場合は、ベビ-バスを使用すると便利です。そこに35~8度程度のお湯を適量ためます。そして、お湯を吸うノズルと泡を出すノズルをセットし、温浴剤を付属のスプ-ンで軽く一杯お湯に入れます。機械本体のスイッチを入れると泡が出てきて、お湯はマイクロバブルで真っ白になります。後は、ワンちゃんを温浴させるだけ。直接、体全体に泡かけるとより効果的です。数分すると毛穴の奥の汚れが浮き上がってきます。ワンちゃんの大きさ、体調にもよりますが、約10~15分で終了です。温浴後は、お湯からあげて乾燥させるだけ。シャンプ-のようにお湯で流す必要はありません。